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日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会

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理事長より会員の皆様へのご挨拶

理事長
日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会
理事長 板橋道朗

 日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会は、「ストーマの造設方法や適切な管理、排便・排尿障害の治療やケアなどについて医療者の知識と技量の向上を図ることで、障害をもつ患者様の福祉の向上につながるような活動」を目的として創設されました。1980年にストーマ・リハビリテーション講習会が開催され、1984 年には第 1 回総会が開催されて以降、「ストーマ造設やケアの研究」や「消化管ストーマ造設の手引き」「消化管ストーマ関連合併症の予防と治療・ケアの手引き」などの発刊を通じてわが国におけるストーマ・排泄ケアの発展に大きく貢献して参りました。
 現在、様々な委員会が設置され、熱心な活動が繰り広げられ、まさに日本のストーマ・排泄の治療とケアにとって大変重要な学会となっています。一方で、近年の低侵襲手術の普及に加えて、DPC制度の導入による入院期間の短縮などがあり、外科手術や手術後のケアや管理は大きく変化しました。そのような背景の中、ストーマや排泄ケアの役割や重要性は変わらないばかりか、これまでにも増して重要なものとなってきています。障害をもつ患者様の福祉の向上のための根本となるのは、医療者の知識と技量の向上であり、これらは従来から変わらぬ重要な課題であります。様々なご意見も拝聴しつつ、ケアの実技だけでなく研究方法や段階的な国際化も含めて将来につながる教育システムの向上を行ってまいります。
 ストーマ装具については、先人の努力により様々な機能を持つものが開発され、患者さんのQOLが向上してきています。しかしながら、患者さんのライフスタイルの多様化に伴い様々なニーズが求められています。ストーマ装具についても、さらなる改善の余地があるものと思いますので、本学会と企業がタッグを組んで製品開発などをしていければと考えています。
 先人の教えを大切にして発展を目指すことは当然でありますが、さらに本学会が発展し学会員一丸となってストーマ排泄リハビリテーションの発展に貢献できるようにしていきたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。


JSSCR歴代理事長

任期 理事長名
2023年2月~ 板橋 道朗
2017年2月~2023年2月 幸田 圭史
2008年2月~2017年2月 前田 耕太郎
2005年2月~2008年2月 穴澤 貞夫
2002年2月~2005年2月 田澤 賢次
1996年12月~2002年2月 安富 正幸
1984年発足~1996年6月 中里 博昭