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基礎教育講習会用GIO・SBO

ストーマリハビリテーション基礎教育講習会用 GIO・SBOs」について

第8版 序文
  スト-マリハビリテ-ション基礎教育講習会用GIO・SBOsは、平成7年2月3日に発足したストーマリハビリテーション教育連絡協議会(現在の講習会委員会の前身)が作成したものが基盤となっています。当時、各地域での講習会の教育内容は統一されておらず、受講者間の力量に差が生じていました。そこで、どの講習会を受講しても必要最小限の基礎的なことは身に着けられるようにと、各講習会が利用できる共通の学習目標が制定されました。その後、ストーマリハビリテーションの進歩発展に伴い、学習目標に新たな内容が組み込まれたり、用語や表現の見直しなどが逐次行われ、7回の改訂がなされてきました。しかし学習目標があまりに膨大となり、昨今いろいろな不都合が生じてまいりました。そこで今回、大幅な見直しを行い、この第8版の形でまとめました。なお、第8版の作成は主に講習会委員会委員:山本由利子、西口幸雄、江口忍、賀屋 仁、池内健二、熊谷英子、板橋道朗、安田智美、澤井尚子、渡邊 成が担当しました。全国のストーマリハビリテーション講習会で活用して頂き、役立つことを願っています。

   
令和2年2月7日
  日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会 理事会                       講習会委員会委員長 渡邊 成

スト-マリハビリテ-ション基礎教育講習会用GIO・SBOs 第8版

講習会の目標:
『スト-マ保有者が希望される日常生活への移行を効果的に援助できるようになるためにスト-マリハビリテ-ションの基礎的能力(知識、技能、理念・態度)を修得する』
A:講習会期間中に必ず修得していただきたいこと。
B:講習会期間中に講義や実習がない場合もあるが基礎知識として修得していただきたいこと。

GIO 1:スト-マの造設を受ける患者とその家族に対し身体的・心理的・社会的な側面からのケアができるために、リハビリテ-ション医学におけるスト-マリハビリテ-ションの特徴について理解する。
SBOs:
1-1.スト-マとはなにかを説明できる。(A)
1-2.リハビリテーションの過程*1に応じたストーマリハビリテーションの特徴について説明できる(A)
  *1術前・急性期・回復期・維持期・終末期
1-3.スト-マが患者のボディイメ-ジに及ぼす影響を説明できる。(A)
1-4.スト-マ造設に伴う患者の心理的状態の変化の概略を説明できる。(A)
1-5.患者の受容過程に応じた援助方法を説明できる。(A)

GIO 2:各種の消化管スト-マに応じたケアができるために消化管スト-マならびにそれらが造設される疾患について理解する。
SBOs:
2-1.消化管ストーマに関連した消化管の構造と機能について概略を説明できる(A)
2-2.消化管スト-マの種類*2,3、4を説明できる。(A)
  *2期間による分類(一時的スト-マ、永久的スト-マ)
  *3スト-マ部位(造設臓器)による分類(結腸スト-マ、小腸スト-マ)
  *4形態による分類(単孔式スト-マ、双孔式スト-マ、ル-プ式、分離式)
2-3.消化管スト-マの造設法*5について説明できる。(A)
  *5腹膜外法、腹膜内法、粘膜翻転法、一次開口
2-4.各種消化管スト-マからの排泄物の性状および皮膚に及ぼす影響の概略について説明できる。(A)
2-5.消化管スト-マが造設される主な疾患*6および病態を列挙できる。(A)
  *6直腸癌(大腸癌)、縫合不全(予防・治療)、大腸憩室症、癌の転移・再発、炎症性腸疾患(CD、UC)ほか
2-6.それらの疾患で消化管スト-マを造設する理由*7を説明できる。(A)
  *7肛門を切除する場合、便を肛門側に流したくない場合

GIO 3:尿路スト-マのケアが適切にできるために尿路スト-マとそれらが造設される疾患について理解する。
SBOs:
3-1.尿路スト-マに関連した泌尿器の構造と機能について概略を説明できる。(A)
3-2.尿路スト-マが造設される主な疾患*8を列挙できる。(A)
  *8膀胱癌・周囲臓器疾患の浸潤、他臓器癌の転移、外傷、放射線性膀胱炎等
3-3.それらの疾患にスト-マ造設が必要となる理由を説明できる。(A)
3-4.尿路スト-マの種類*9を列挙できる。(A)
  *9腎瘻、尿管皮膚瘻、膀胱瘻、回腸導管
3-5.非禁制尿路スト-マの造設法を説明できる(A)
3-6.非禁制尿路ストーマの合併症とその対策を説明できる(A)
3-7.禁制型尿路ストーマの概略を説明できる(B)
3-8.自排尿型尿路変更術の特徴を説明できる(B)

GIO 4:スト-マ造設の準備が適切にできるために消化管・尿路スト-マの術前ケアについての知識と技能を修得する。
SBOs:
4-1.インフォ-ムドコンセントの必要性を説明できる。(A)
4-2.患者に配慮して術前オリエテ-ションを実施できる(A)
4-3.消化器・尿路スト-マ造設術後の一般的な経過について説明できる。(A)
4-4.スト-マの位置決めの意義を説明できる(A)
4-5.ストーマの位置決めができる(緊急手術を含む)(A)
4-6.術後に排尿障害や性機能障害が起こりうる可能性を患者に説明できる。(A)
4-7.スト-マ造設に伴う患者の心理状態の変化(不安など)について、術前に対処することの重要性を説明できる。(A)

GIO 5:適切なストーマケアを提供するために消化管と尿路のスト-マ造設術後の基本的ケアを修得する
SBOs:
5-1.スト-マ保有者への精神的援助を効果的に行うことの重要性を説明できる。(A)
5-2.スト-マおよびスト-マ周囲皮膚の観察のポイントを列挙できる。(A)
5-3.術後早期のスト-マの特徴と正常な経過について説明できる。(A)
5-4.術後のスト-マケアの目標を列挙することができる。(A)
5-5.術後に用いる装具の選択条件を説明できる。(A)
5-6.術後のスキンケアを適切に実施できる。(A)
5-7.術後の尿路スト-マにおけるカテ-テルの適切な取り扱いについて説明できる。(A)
5-8.ストーマ保有者の状況に合わせた退院指導の内容*10の説明が実施できる。(A)
  *10日常生活の留意点、(食事・入浴・性生活・旅行・運動・職業・学校)、スト-マ用品の管理方法(入手方法・保管管理方法・破棄方法・災害時、非常時の備え)
5-9.セルフケア指導の要点を説明できる。(A)

GIO 6:スト-マ保有者それぞれに合った適切な装具選択ができるために、皮膚保護剤とスト-マ袋ならびにその他のスト-マ用品について理解する。
SBOs:
6-1.閉塞性環境下での正常皮膚の反応について説明できる。(A)
6-2.皮膚保護剤の作用機序について述べることができる。(A)
6-3.主な皮膚保護剤の特徴(剤型。、成分)について説明できる。(A)
6-4.ストーマ装具の特徴*11を説明できる。(A)
  *11消化器、尿路、小児、単品型、二品型、長期連用型、短期交換型
6-5.主なアクセサリーの種類と用途を説明できる。(A)

GIO 7:術後のスト-マケアが適切にできるためにスト-マ用品取り扱いの基本的技能を修得する。
SBOs:
7-1.術後の経過(手術直後一社会復帰後)に合わせたスト-マ用品の選択ができる。(A)
7-2.スト-マ保有者の個々の状況(腹壁、装着能力、生活状況など)に合わせたスト-マ用品の選択基準を述べることができる。(A)
7-3.スト-マ装具の交換に必要な物品を準備できる。(A)
7-4.皮膚保護材を適切に使用できる(A)
7-5.パウチング法について説明できる。(A)
7-6.スト-マ装具を適切に交換できる。(A)
  ・ストーマサイズ・状況に合わせて面板を切ることができる
  ・ストーマ装具を適切に剥がすことができる
  ・ストーマ周囲皮膚の汚れを落とすことができる
  ・ストーマ周囲皮膚を適切に乾かすことができる
  ・ストーマ装具を適切に装着できる
  ・ストーマ袋内の排泄物を処理ができる
7-7.必要に応じてそのほかのストーマ用品附属品*12を使用できる。(A)
  *12固定具、被膜剤、剥離剤、脱臭剤、排出口閉鎖具・尿排出口閉鎖具、袋カバー、脚用畜尿袋、そのほか

GIO 8:ストーマ周囲皮膚障害に対して適切に処置ができるために、スキンケア(予防的、治療的)の意義と方法について理解する
SBOs:
8-1.スト-マに関連した皮膚の構造と機能について説明できる。(A)
8-2.スキンケア(予防的、治療的)について説明できる。(A)
8-3.スト-マ周囲皮膚障害の原因*13を列挙することができる。(A)
  *13排泄物、皮膚保護剤のアレルギー、感染、化学療法、放射線療法
8-4.スト-マ周囲皮膚の変化とその部位を説明できる(A)
8-5.スト-マ周囲皮膚障害の原因に応じた対策の概略を説明できる。(A)
8-6.スト-マ周囲の皮膚を位置*14に応じで分類できる。(A)
  *14ストーマ近接部、面板貼付部、面板外縁部、面板貼付外周部

GIO 9:スト-マ造設後の経過が順調であるかどうかを判断し適切に対処できるために消化管・尿路スト-マの合併症について理解する。
SBOs:
9-1.消化管スト-マの皮膚障害以外の合併症*15を列挙できる(A)
  *15壊死、脱落、粘膜皮膚接合部離開、狭窄、陥没、膿瘍、腸脱出、スト-マ傍ヘルニア,出血
9-2.消化管ストーマの皮膚障害以外の合併症の原因の概略と対策について説明できる(A)
9-3.尿路スト-マの(皮膚障害以外の)合併症*16を列挙できる。(A)
  *16狭窄、脱落、尿路感染症、腎不全、尿路結石等
9-4. 尿路スト-マの(皮膚障害以外の)合併症の原因の概略と対策について説明できる(A)

GIO10:スト-マ保有者の排尿障害に対して適切に援助できるために、骨盤内手術にともなう神経因性膀胱とその対策について理解する。
SBOs:
10-1.神経因性膀胱の発生機序の概略について説明できる。(A)
10-2.神経因性膀胱による全身および上部尿路への影響について説明できる(A)
10-3.排尿障害の対処法*17を列挙できる。(A)
  *17薬物、用手排尿、清潔間欠自己導尿
10-4.残尿の定義と測定法について説明できる。(A)
10-5.清潔自己導尿の適応を説明できる。(A)
10-6.清潔自己導尿の方法(感染防止法と必要物品)を説明できる。(A)
10-7.残尿量が自己導尿の回数決定の目安となることを説明できる。(A)
10-8.自己導尿を中止してよい時期を判断できる。(B)

GIO11:スト-マ保有者の性生活の援助ができるために、ストーマ造設にともなう性機能障害(男性・女性)とその対策について理解する。
SBOs:
11-1.性機能障害に対する援助の重要性について説明できる。(A)
11-2.性機能障害を生ずる機序の概略について説明できる。(A)
11-3.性機能障害における心理面の重要性について説明できる。(A)
11-4.性機能障害に対する相談窓口について説明できる。(A)

GIO12:小児のスト-マケアが適切にできるために小児スト-マの特徴について理解する。
SBOs:
12-1.スト-マが造設される疾患*18を列挙できる。(A)
  *18ヒルシュスプルング病及び類縁疾患、直腸肛門奇形(鎖肛)、膀胱腸裂、
低出征体重児特有の未熟性に基づく異常(新生児壊死性腸炎、特発性小腸穿孔, 胎便関連性腸閉塞 )
12-2.それらの疾患になぜスト-マが必要となるかを説明できる。(A)
12-3.小児スト-マの特徴を説明できる。(A)
12-4.合併症の概略を説明できる。(B)

GIO13:小児のスト-マケアを適切に行うことができるために小児スト-マ造設の術前、術後ケアの特殊性を理解する。
SBOs:
13-1.小児の発育と発達段階に応じたスト-マケアの特殊性について説明できる(A)
13-2.小児スト-マ造設術前の家族の心理調整について説明できる。(A)
13-3.小児スト-マの位置決めの特殊性について説明できる。(A)
13-4.小児スト-マ造設術後の経過の概略(一時的スト-マを含む)を説明できる。(A)
13-5.小児スト-マの術後ケアの特殊性(スト-マ周囲皮膚炎を含む)を説明できる。(A)
13-6.小児スト-マの状況に応じたスト-マ用品の選択ができる。(A)

GIO14:ストーマ保有者の退院後の日常生活を効果的に援助できるようになるために、社会資源(社会保障制度、ストーマ外来、互助組織、地域連携など)について理解する。
SBOs:
14-1.スト-マ保有者が活用できる社会保障制度*19などを列挙できる。(A)
  *19身体障害者福祉法、年金法、自治体による助成、難治性疾患、小児慢性特定疾病医療費、介護保険、生活保護法
14-2.社会保障制度などを活用するための資源*20を説明できる。(A)
  *20メディカルソーシャルワーカー
14-3.スト-マ保有者の互助組織について説明できる。(B)
14-4.オストミ-ビジタ-の概略について説明できる。(B)
14-5.外来でのケアの目標を列挙することができる。(A)
14-6.外来でのフォロ-アップの方法について説明できる。(A)
14-7.入院前外来→病棟→退院後外来→地域といった継続ケアの必要性について説明できる(A)

GIO15:スト-マ保有者に灌注排便の指導ができるために灌注排便法の基本と実際について理解する。
SBOs:
15-1.灌注排便法による排便の意義を説明できる。(A)
15-2.灌注排便法の利点と欠点を自然排便法と対比して説明できる。(A)
15-3.灌注排便法の適応と禁忌を説明できる(A)
15-4.灌注排便法の指導開始時期を説明できる(B)
15-5.濯注排便法の手順の概略を説明できる。(B)

GIO16:胃瘻と腸瘻のケアが適切にできるためにその知識と技術を理解する。
SBOs:
16-1.胃瘻と腸瘻の適応、造設方法、部位を分類して列挙できる。(B)
16-2.造設方法の概略を説明できる。(B)
16-3.術前・術後管理の留意点を説明できる。(B)
16-4.胃瘻と腸瘻の術後合併症を説明できる。(B)
16-5.術後合併症の対策の概略を説明できる。(B)
16-6. 栄養療(特にPEG)に用いるチュ-ブの交換の要点を説明できる。(B)
16-7. 栄養瘻を持つ患者のフォロ-アップ体制とその要点を説明できる。(B)
16-8. 栄養瘻の創管理の要点を説明できる。(B)
16-9. PEGと開腹による胃瘻・腸瘻との差を説明できる。(B)

GIO17:周術期ならびに継続的なストーマケアを安全に提供するために、感染対策やケアにおけるリスクを理解し、ストーマ保有者のセルフケアの不安に配慮しながらストーマケアを指導する能力を身につける
SBOs:
17-1. ストーマケアの場で、標準予防策、感染経路別予防策を遵守できる(A)
17-2. 皮膚保護材を用いた排尿・排便法、灌注排便法で、危険な自己管理につながる行為を回避するように指導できる(A)
17-3. 緊急に病院に連絡すべき手術やストーマの合併症と症状*21を、ストーマ保有者に指導できる(A)
  *21 出血、腹痛、尿流出障害、カテーテルの抜去
17-4. 地域のごみ処理のルールと医学的な感染対策が両立する、装具の廃棄方法を立案できる(A)
17-5. 安全な継続的ストーマケアのために、ストーマ外来や多職種連携が重要であることを説明できる(A)

GIO18:がん化学慮法を受けるストーマ保有者に適切なケアができるようになるために、がん化学療法がストーマ保有者や家族及びそのケア提供者に及ぼす影響と予防の実際を理解する。
SBOs:
18-1.がん化学療法の概要を説明することができる(A)
18-2.ストーマケアに影響を及ぼすがん化学慮法の副作用について概要*22を説明することができる(A)
  *22ストーマケアに及ぼす副作用、全体に影響を及ぼす副作用
18-3.がん化学療法の暴露予防の必要性について説明できる(A)
18-4.がん化学療法を受けるストーマ保有者の病院・外出先・在宅での排泄物の適切な破棄方法・理由を説明できる。(A)

GIO19:一時的ストーマ保有者の閉鎖後の排泄を支援するために、ストーマ閉鎖手術前後のケアについて理解する
SBOs:
19-1. 一時出来ストーマの閉鎖に必要な要件*23を列挙できる(A)
  *23閉鎖手術のベネフィットがリスクを上回ること。縫合不全がないこと。吻合部狭窄(瘢痕狭窄や癌の局所再発など)がないこと。肛門機能が保持されていること。耐術能があること。
19-2.ストーマ閉鎖術後の排便の経時的変化*24について説明できる(B)
  *24直腸癌術後、潰瘍性大腸炎術後
19-3.ストーマ閉鎖術後の排便障害の機序について説明できる(B)
19-4.ストーマ閉鎖術前後に行う排泄に関する支援の要点*25を説明できる(B)
  *25食事、薬物療法、骨盤底筋訓練、スキンケア、精神的支援

GIO20:切除不能悪性腫瘍に対して症状緩和やQOL向上を目的に造られるストーマ(緩和ストーマpalliative stoma)の保有者や、終末期を迎えたストーマ保有者に適切に対処するために、これらのストーマ保有者の身体的・局所的状況や心情を理解し、対象者にあった生活を支援する能力を身につける
SBOs:
20-1.緩和ストーマの定義を述べることができる(A)
20-2.緩和ストーマ造設が適応となる条件を述べることができる(B)
20-3.緩和ストーマ造設の手術術式(種類)*26を述べることができる(A)
  *26消化器、尿路、カテーテルの有無、内視鏡的手技(PEGなど)
20-4.根治を目的としたストーマ造設術と緩和ストーマ造設術の術前準備と精神的支援の違いを述べることができる(B)
20-5.緩和ストーマ造設の場合のストーマの位置決めの留意点を述べることができる(A)
20-6.緩和ストーマやストーマ保有者の終末期のケアに用いる装具を選択・購入するときの留意点を述べることができる(A)
20-7.緩和ストーマやストーマ保有者の終末期にみられることが多いストーマの合併症*27を列挙できる(A)
  *27脱出、出血、ストーマ部再発、陥没
20-8.ストーマ保有者の終末期の身体的変化*28を述べることができる(A)
*28 やせ、腹水貯留、・ADL低下、皮膚の脆弱化、浮腫
20-9.死去後のストーマの処置の選択肢*29を述べることができる(A)
  *29縫合閉鎖、装具装着、ご家族のご意向に従う

GIO21:災害におけるストーマ保有者に予測される不利益に対処できるようになるために、ストーマ保有者のための災害対策を理解する
SBOs:
21-1.ストーマ保有者に必要な災害の備え*30について述べることができる(A)
  *30非常用持ち出し用品、ストーマ用品の備蓄、連絡先(病院、販売店)、ストーマのタイプなどのチェックリスト
21-2.災害発生時のストーマ用品に対する支援*31について述べることができる(A)
  *31ストーマ用品支援物資、ストーマ装具の無償提供、支援物資を受け取る場所
21-3.JSSCR(日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会)、JOA(日本オストミー協会),OAS(ストーマ用品セーフティネット連絡会)の三者による日本ストーマ連絡協議会が災害対策を協議していることを述べることができる(A)
21-4.市区町村が整備を進めているストーマ用具の備蓄の実際を述べることができる(A)
21-5.日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会の災害対策委員会が行っている事業*32を述べることができる(A)
  *32災害対策ブロックを作っての活動、災害対策リーフレットの作成配布、日本ストーマ連絡協議会の参加