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平成28年4月 熊本地震の災害支援について

医療者各位
 この度の熊本地震発生に対し震災に遭われた方々には、こころよりお見舞い申しあげます。現在JSSCRは、災害対策委員会が中心となりストーマ装具などに関連する支援を行っております。これらに関する情報を随時ホームページにアップしますので、必要な医療者や施設、部署などへの伝達をよろしくお願いいたします。
 またJSSCR災害対策委員会は日本オストミー協会、日本ストーマセーフティネット 連絡会と連携して災害対応をしております。当学会としてで得られた情報はreal timeで、JSSCRの理事、災害対策ブロック長に伝達して参ります。被災地区と連絡可能な方は、随時ご連絡、情報伝達お願い申しあげます。また学会としてお手伝いできることがございましたら、何なりとご連絡ください。とり急ぎご連絡申しあげます。

【日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会  理事長 前田耕太郎】

JSSCR災害対策委員会の災害支援について

平成28年4月15日 、内閣府(防災担当)より平成28年熊本県熊本地方の地震に係る災害救助法の適用について 【第1報】が出されました。熊本県は県内全45市町村に災害救助法の適用を決定いたしました。

1.ストーマ保有者数について

 身障手帳保有数は熊本県1835名+指定都市854名、大分県1122+中核都市501名(厚労省、社会福祉行政報告)で一時ストーマ保有者は永久ストーマの20から30%と見る必要があると思われます。少なく見積もっても、熊本県約3500名、大分県約2100名のストーマ保有者の方々がいらっしゃると考えられます。
 被災地域は限られており、どの程度のストーマの保有者の方々がいらっしゃるか推測は困難ですが、津波の被害がなかったことから災害対策委員会、用品メーカーではおよそ10%のストーマ保有者の方が避難生活を強いられているのではないかと予測しております。

2.ストーマ装具支援について

 JSSCRでは、被災ストーマ保有者へストーマ装具が提供できるよう日本オストミー協会、日本セーフティネット連絡協議会とともに支援を致します。
 5枚1組とした汎用装具を支援物資としてストーマ装具販売店に配布いたします。
受け取れる場所につきましては、ホームページ上に情報を更新するほか、熊本県内のテレビ、ラジオにて情報を提供する予定です。受け取り場所はマップにてご確認ください。

▶ 4月22日より熊本市㈲キムラにて受け取ることができます。(平日9時~17時)
▶ 4月25日より熊本市アイティーアイ㈱にて受け取ることができます。
▶ 4月27日より天草市(株)八尾日進堂天草営業所にて受け取ることができます。

ストーマ装具緊急支援物資

ストーマ装具販売店マップ

関連医療機関マップ


3.ストーマ装具の無償提供について(ストーマ用品セーフティーネット連絡会)

 被災されたストーマ保有者には「緊急時のストーマ用品供給」として災害発生から約1か月分のストーマ装具が無料提供されます。詳しくは以下をご参照下さい。  

http://www.jsscr.jp/img/saigaimanual.pdf


4.ストーマ装具販売店について(災害対策委員会調べ)

 熊本県には(有)キムラ、アイティーアイ(株)熊本支店、(株)八尾日進堂、(株)アトル熊本支店、(株)アステム熊本支店、(株)キシヤ熊本営業所、
 大分県にはアイティーアイ(株)大分支店、(株)アステム大分営業部、サトーメディカル(株)、(株)田吹ムトウがあります。

5.関連団体ホームページについて

日本オストミー協会:http://www.joa-net.org/
日本創傷・オストミー・失禁管理学会:http://www.jwocm.org/

6.被災地域のストーマケアでお困りのストーマ保有者と医療スタッフに対する相談窓口

1)医療者向け臨時電話相談窓口 日本ストーマ・排泄リハビリテーション学会
  月曜日から金曜日 午前10時から午後5時
  電話:03-3495-6627

2)ストーマ保有者の相談窓口は、日本オストミー協会で開設しています。
  電話:03-5670-7681(月曜日から金曜日 午前10時から午後4時)

7.ストーマ関連医療施設、医療施設について

熊本県には42病院、大分県には16病院があります。
ストーマ外来のある病院は、熊本県は6病院、大分県6病院です。
(皮膚排泄ケア認定看護師数は熊本県23名、大分県26名です)